和瓦・洋瓦

瓦は、粘土を瓦の形に成形し乾燥させ、1000度~1250度の高温で焼き上げたものです。粘土瓦は耐久性が高く、メンテナンス(塗装)も不要です。初期費用は高いですが、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていると言えます。

和瓦と違い、洋瓦は、大きくは「F形」「S形」「M形」に分かれています。どの瓦もカラーバリエーションが豊富なため、幅広い建築デザインへの施工が可能です。

「F形」・・・「F形」のFは、英語のFlat(平面)を意味します。
凹凸や波形を極限まで抑えていますので、スッキリとした印象に仕上がります。
「S形」・・・西洋建築とともに移入されたデザインで「S」はスパニッシュに由来し、スペイン瓦を日本の風土に合うように改良したものです。
「M形」・・・S形瓦を原型にした南欧風の瓦です。「M」の文字のように2つの山のフォルムが特徴的です。

POINT
棟の漆喰部分だけは傷みやすい箇所ですので、定期的なチェックと補修が必要です。
また、雨どいの定期的な清掃をすることで、瓦の長期的な維持にもつながります。

スレート屋根

5mm程度の薄い瓦で、比較的軽い素材です。表面に塗装仕上げをしますので、色合いやバラエティも豊富です。施工が非常に簡単なため、非常に安価なのが特徴です。

POINT
薄いので割れやすいのが欠点です。
また塗装仕上げのため、10年~15年で再塗装が必要になり、メンテナンス費用も掛かります。

金属屋根

金属屋根のほとんどは、ガルバリウム鋼板です。55%ほどのアルミメッキで覆われている鋼板で、金属なので軽量でかつ加工性にも優れているため、多くの日本住宅で使用されています。

もとの表面は銀白色ですが、塗装を施すことで、耐久性を向上させ、カラーバリエーションも豊富になります。近年一般住宅で多く使われています。

POINT
金属屋根には端と端の重なった部分を折り曲げて固定する方法が取られていることもあります。
経年でこの部分が緩んでくると、固定する力が弱まり、浮いてしまったり、剥がれてきてしまったりします。
めくれ上がってきてしまう前に、定期的な点検が必要になります。

雨樋

雨樋(あまどい)とは雨水を集めて排水させる筒状の建材のことです。プラスチック製品(塩ビ)をつかうことが多いです。雨どいは軒先や建物のはじっこに取り付けられる部材なので、あまり目立ちません。もし雨どいがなければ、屋根に落ちた雨水は住居の屋根全体から流れ落ち、騒音の原因になったり、建物を腐食させる原因となったりします。

POINT
ご自宅の雨樋を下から眺めた際に、「植物が顔を覗かせている」「異物が見え隠れしている」といったことはありませんか?このような状態が見受けられた場合、何かが雨樋の排水を邪魔してしまっているかもしれません。

水が流れなくなるということは雨樋が排水という役割を果たせなくなってしまっている状態です。排水機能を果たせず水があふれるような事態になれば、お住まいに直接被害を加えてしまう可能性がありますので修理・交換を検討しましょう。

料金

瓦工事 要お問い合わせ
雨樋清掃工事(1時間)
※平均2〜3時間かかります。
5,500円/1人

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